第Ⅰ部 イントロダクション…………1
第1章 経済学の十大原理…………3
①人々はどのように意思決定するか
第1原理:人々はトレードオフ(相反する関係)に直面している
第2原理:あるものの費用は,それを得るために放棄したものの価値である
第3原理:合理的な人々は限界原理に基づいて考える
第4原理:人々はさまざまなインセンティブ(誘因)に反応する
②人々はどのように影響しあうのか
第5原理:交易(取引)はすべての人々をより豊かにする
第6原理:通常,市場は経済活動を組織する良策である
【コラム】アダムスミスと見えざる手
/ 【ケース・スタディ】アダムスミスはウーバーを好きだっただろう
第7原理:政府が市場のもたらす成果を改善できることもある
③経済は全体としてどのように動いているか
第8原理:一国の生活水準は,財・サービスの生産能力に依存している
第9原理:政府が紙幣を印刷しすぎると,物価が上昇する
第10原理:社会は,インフレと失業の短期的トレードオフに直面している
④結論
第2章 経済学者らしく考える…………31
①科学者としての経済学者
科学的方法:観察,理論,そしてまた観察 / 仮定の役割 / 経済モデル / 第1のモデル:フロー循環図 / 第2のモデル:生産可能性フロンティア / ミクロ経済学とマクロ経済学
②政策アドバイザーとしての経済学者
実証的分析と規範的分析 / ワシントンの経済学者やエコノミストたち / 経済学者のアドバイスが必ずしも聞き入れられないのはなぜか
③なぜ経済学者の意見は一致しないのか
科学的判断における相違 / 価値観の相違 / 認識と現実 / 【専門家にきく】チケット転売
④やってみよう
補論
グラフの用法:概観 / 単一変数のグラフ / 2変数のグラフ / 座標系のなかの曲線 / 傾き / 因果関係
第3章 相互依存と交易(貿易)からの利益…73
①現代経済の寓話
生産可能性 / 特化と交易
②比較優位:特化をもたらす力
絶対優位 / 機会費用と比較優位 / 比較優位と交易 / 取引(交易)の値段 / 【コラム】アダムスミスとデービッドリカードの遺産
③比較優位の応用例
セリーナ・ウィリアムズは庭の芝刈りを自分ですべきか / アメリ力は他の国々と貿易すべきか / 【専門家にきく】中国とアメリ力の貿易
④結論
第Ⅱ部 ミクロ経済学…………97
第4章 市場における需要と供給の作用…………99
①市場と競争
市場とは何か / 競争とは何か
②需要
需要曲線:価格と需要量との関係 / 市場の需要と個人の需要 / 需要曲線のシフト / 【ケース・スタディ】たばこの需要量を減らす二つの方法
③供給
供給曲線:価格と供給量との関係 / 市場の供給と個人の供給 / 供給曲線のシフト
④需要と供給を組み合わせる
均衡 / 均衡の変化を分析する3段階アプローチ / 【専門家にきく】価格のつり上げ
⑤結論:価格はどのようにして資源を配分するか
第5章 需要,供給,および政府の政策…………135
①価格規制
価格の上限は市場の成果にどのような影響を及ぼすか / 【ケース・スタディ】ガソリンスタンドの行列 / 【ケース・スタディ】短期と長期における家賃規制 / 【専門家にきく】家賃規制 / 価格の下限は市場の成果にどのような影響を及ぼすか / 【ケース・スタディ】最低賃金 / 【専門家にきく】最低賃金 / 価格規制の評価
②税金
売り手に対する課税は市場の成果にどのような影響を及ぼすか / 買い手に対する課税は市場の成果にどのような影響を及ぼすか / 【ケース・スタディ】議会は給与税の負担を割り振れるか / 弾力性と税の帰着 / 【ケース・スタディ】奢侈悦を支払うのは誰か
③結論
第5章 付論 弾力性…………169
①需要の弾力性
需要の価格弾力性とその決定要因 / 需要の価格弾力性の計算 / 中間点の方法:変化率と弾力性のよりすぐれた計算方法 / さまざまな需要曲線
②供給の弾力性
【コラム】現実世界での弾力性の実例 / 供給の価格弾力姓とその決定要因 / 供給の価格弾力性の計算 / さまざまな供給曲線
第6章 消費者,生産者,市場の効率性…………161
①消費者余剰
支払許容額 / 需要曲線を用いた消費者余剰の測定 / 価格の下落はどのように消費者余剰を増加させるか / 消費者余剰は何を測っているか
②生産者余剰
費用と受取許容額 / 供給曲線を用いた生産者余剰の測定 / 価格の上昇はどのように生産者余剰を増加させるか
③市場の効率性
博愛的統治者 / 市場均衡の評価 / 【ケース・スタディ】臓器市場は存在すべきか
④結論:市場の効率性と市場の失敗
【専門家にきく】腎臓の供給 / 要約
第6章 付論 税と効率・公平…………211
①税と効率
死荷重 / 【ケース・スタディ】所得と消費のどちらに課税すべきか / 管理負担 / 限界税率と平均税率 / 一括税
②税と公平
応益原則 / 応能原則 / 【ケース・スタディ】税の負担はどのように分担されるのか / 税の帰着と税の公平 / 【ケース・スタディ】法人税を支払うのは誰か
③結論:効率と公平のトレードオフ
第7章 外部性…………227
①外部性と市場の非効率性
厚生経済学:要約 / 負の外部性 / 正の外部性 / 【ケース・スタディ】技術の外部波及と産業政策および特許保護
②外部性に対する公共政策
指導・監督政策:規制 / 【専門家にきく】ワクチン / 市場重視政策1:矯正税と補助 / 【ケース・スタディ】なゼガソリンには重税が課せられるのか / 市場重視政策2:売買可能な排出権取引 / 【専門家にきく】炭素税 / 公害の経済分析への反論
③外部性に対する当事者間による解決法
当事者間による解決法のタイプ / コースの定理 / なぜ当事者間による解決法は必ずしも機能しないのか
④結論
第Ⅲ部 マクロ経済学…………259
第8章 国民所得の測定…………261
①経済の所得と支出
②国内総生産の測定
「国内総生産(GDP)は……市場価値である」の意味 / 「一定期間において」の意味 / 「一国内で」の意味 / 「生産される」の意味 / 「すべての」の意味 / 「最終的な」の意味 / 「財・サービスの」の意味
③GDPの構成要素
【コラム】他の所得の尺度 / 消費 / 投資 / 政府支出 / 純輸出 / 【ケース・スタディ】アメリ力のGDPの構成要素
④実質GDPと名目GDP
数値例 / GDPデフレーター / 【ケース・スタディ】実質GDPの半世紀
⑤GDPは経済厚生のよい尺度か
【ケース・スタディ】GDPの国際的格差と生活の質
⑥結論
第9章 生計費の測定…………293
①消費者物価指数
消費者物価指数(CPI)はどのように計算されるか / 生計費測定の諸問題 / 【コラム】CPIのバスケットの中身 / GDPデフレーターとCPI
②インフレーションの影響に対する経済変数の補正
異なる時点の金額 / 【コラム】ハリウッド映画への指数の適用 / 【ケース・スタディ】生活費の地域格差 / 物価スライド制 / 実質利子率と名目利子率 / 【ケース・スタディ】アメリ力経済の利子率
③結論
第10章 生産と成長…………323
①世界の国々の経済成長
②生産性:その役割と決定要因
なぜ生産性はそれほど重要なのか / 【コラム】あなたは最も金持ちのアメリ力人より金持ちだろうか / 【コラム】写真には1000の統計の価値がある / 生産性はどのように決定されるか / 【コラム】生産関数 / 【ケース・スタディ】天然資源は成長の限界となるか
③経済成長と公共政策
貯蓄と投資 / 限界生産力逓減とキャッチアップ効果 / 外国からの投資 / 教育 / 健康と栄養 / 所有権と政治的安定性 / 自由貿易 / 研究開発 / 【専門家にきく】イノベーションと成長 / 人口成長
④結論:長期的成長の重要性
第10章 付論 失業…………361
①失業を識別する
失業はどのようにして測定されているか / 【ケース・スタディ】アメリ力経済における男女の労働力率 / 失業率はわれわれの知りたいことを測定しているのか / 失業者はどのくらい長く失業しているか / なぜ失業している人々がつねに存在するのか / 【コラム】入職・離職者数
②職探し
なぜ摩擦的失業が避けられないのか / 公共政策と職探 / 失業保険
第11章 貯蓄,投資と金融システム…………361
①アメリカ経済における金融機関
金融市場 / 金融仲介機関 / 【コラム】株式ウォッチャーにとっての重要な数値 / まとめ
②国民所得勘定における貯蓄と投資
いくつかの重要な恒等式 / 貯蓄と投資の意味
③貸付資金市場
貸付資金の需要と供給 / 政策1:貯蓄インセンティブ / 政策2:投資インセンティブ / 政策3:政府の財政赤字と財政黒字 / 【専門家にきく】財政政策と貯蓄 / 【ケース・スタディ】アメリ力における政府負債の歴史 / 【コラム】金融危機
④結論
第11章 付論1 貨幣システム…………417
①貨幣の意味
貨幣の機能 / 貨幣の種類
②中央眼行…………422
第11章 付論2 貨幣の需給とインフレーションの古典派理論…………425
①貨幣の価値と金融政策
物価水準と貨幣の価値 / 貨幣需要,貨幣供給と貨幣市場の均衡 / 貨幣注入の影響 / 調整過程の概略
②貨幣数量説
古典派の二分法と貨幣の中立性 / 貨幣の流通速度と(貨幣)数量方程式
第12章 総需要と総供給…………441
①経済変動に関する三つの重要な事実
事実1:経済変動は不規則で予測不可能である / 事実2:ほとんどのマクロ経済の数量は同じように変動する / 事実3:産出量が減少すると失業が増加する
②短期の経済変動の説明
古典派経済学の諸仮定 / 短期的変動の現実 / 総需要と総供給のモデル
③総需要曲線
なぜ総需要曲線は右下がりなのか / なぜ総需要曲線はシフトするのか
④総供給曲線
なぜ総供給曲線は長期において垂直なのか / なぜ長期の総供給曲線はシフトするのか / 総需要と総供給を利用して長期の成長とインフレーションを描写する / なぜ短期の総供給曲線は右上がりなのか / なぜ短期の総供給曲線はシフトするのか
⑤経済変動の二つの原因
総需要曲線のシフトの影響 / 【コラム】貨幣の中立性をもう一度考える / 【ケース・スタディ】二つの大きな総需要曲線のシフト:大恐慌と第2次世界大戦 / 【ケース・スタディ】2008~2009年の大不況(Great Recession) / 総供給曲線のシフトの影響 / 【コラム】総需要と総供給のモデルの起源 / 【ケース・スタディ】石油と経済
⑥結論
第13章 開放マクロ経済学:基本的概念…………495
①財と資本の国際フロー
財のフロー:輸出,輸入,および純輸出 / 【ケース・スタディ】アメリ力経済の増大する開放度 / 金融資源のフロー:純資本流出 / 純輸出と純資本流出の均等 / 貯蓄,投資,およびこれらの国際的フローの関係 / 要約 / 【ケース・スタディ】アメリ力の貿易赤字は国家的問題か / 【専門家にきく】貿易収支と貿易交渉
②国際取引にとっての価格:実質為替相場と名目為替相場
名目為替相場 / 【コラム】ユーロ / 実質為替相場
③為替相場決定の最初の理論:購買力平価
購買力平価の基本論理 / 購買力平価の意味合い / 【ケース・スタディ】ハイパーインフレーション期における名目為替相場 / 購買力平価の限界 / 【ケース・スタディ】ハンバーガー基準
④結論
訳者あとがき…………533
用語解説…………535
経済英語…………547
索引…………553
著者紹介…………565
訳者紹介…………566
マンキュー経済学の第3版から第4版への主な違いは、最新の経済動向(ビットコインなど)への対応、コラムやケーススタディの追加・更新、そして特にマクロ経済学(入門篇)での貨幣・インフレーション関連章の分割と加筆だそうです。
全体として、第3版から約60ページ分厚くなり、より多くの最新情報を取り入れつつ、構成の微調整や表現の見直しが行われていますが、基本的な論理構成は維持されているとのこと。
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